心リッチレシピ:コロナウイルス対策
更新日:2020年3月17日
今週も 心リッチに過ごす 星と花のスペシャルレシピ③
前回2回に分けて、周りの環境がザワザワしている時の対策をお話ししてきましたが、旧正月のお休みを目前にして、さらに私たちの心をざわつかせるニュースが入ってきました。
もうどなたも聞いたことのある、新型コロナウイルスですね。様々な国で感染者が報告され、その数が日に日に多くなっていくのをニュースで目にします。
シンガポールでは、街中でマスクをしている人が増えています。学校では、少しでも体調の悪い子は学校に連れてこないこと、学校に入る前にはいつも以上に厳しい体温のチェック、感染が疑われる子供を隔離する教室があてがわれる、家族や近しい関係のある人に中国からの帰国者がいないか一人一人学校から電話がかかってきてチェックをするといったような、緊急体制が敷かれています。
ウイルスとはなにか、そのウイルスが私たちの体の状態を著しく病体へ変えてしまうには、どういった条件が揃っていなくてはいけないのか、などウイルス性疾患のしくみが頭に入り、一様に恐怖ではないとわかっている私でも、大きなマスクをつけた人がたくさん歩いている街を眺めると、そのことの異常さに漠然とした恐怖心を抱きます。
息子が通うサッカー教室では、屋外でサッカーをしていますが、その練習にマスクをして参加している男の子がいました。一瞬目をひく光景です。ただそこにはきっと、サッカーの練習が行われる屋外に子供を出したくなかったお母さんと、サッカーの練習を欠席したくない息子さんの二人の感情のぶつかりがあったのではないでしょうか。苦肉の策として、お母さんはマスクをすることを息子に頼み、息子はそのお母さんの心配という愛を受け止めながら、それをしているのが自分一人だとしてもマスクをしながら練習をしていたのかな、と彼らが持ったであろう心の痛みや葛藤に想いを馳せました。
このコロナウイルスというものが出てきてから、私たちの心の中には様々な感情が乱れ入っています。

このような通常とは違うモードに世の中がなってしまった時、一番大事なのは私たちの心の「平静さ」です。パニックに陥ってしまう、心配しすぎて思考が停止してしまう、お母さんが心配しすぎて家の中がギスギスしてしまう。。。次から次に流される情報を受動的に受け止めていると、心のバランスを失ってしまうのは簡単です。しかし、そういった心のアンバランスな状態は、体の不調を招く原因になってしまうことがあります。
なぜならそこには波動の法則が働くからです。
波動には同調の法則があります。この同調の法則を使ったのがエレメントを使ったセルフマネージメントです。前回2回にわたってお話をしたのは、「火・風」的なざわざわ感をマネージメントしたい時は、逆側にある「土・水」のエレメントを持ったものを活用するということでした(心リッチレシピ:周りに漂うざわざわ感に引きずられないために & 心リッチレシピ:落ち着きを取り戻す)。土や水のエレメントを持ったハーブティやそのエレメントの色の服を着ることで、私たちの体と心を、土・水の波動と「同調」させることでバランスを取ることができました。
今回のコロナウイルスに関する報道によって、パニック・心配しすぎ・イライラ・恐怖心といったものに取り巻かれてしまったら、どうなるでしょうか。
エレメントでみると、このような感情は、各エレメントの要素が極端に振れてしまった状態になります。

「火」の方向に感情が振れすぎると、衝動的な行動を起こし、心はパニック状態に陥ってしまいます。
「土」の方向に感情が振れすぎると、先に起こるだろうことを考えすぎたり、その対策を前もって考えようとして、頭でっかちになってしまい、ゆくゆくは思考停止に陥ってしまいます。
「風」の方向に感情が振れすぎると、様々な情報を収集しすぎて、何が正しいかわからない、そしてその状態にイライラし始めてしまいます。
「水」の方向に感情が振れすぎると、子供や家族、自分の置かれた状況を心配しすぎて、恐怖心で動けなくなってしまいます。
心でも体でも、外部で起こる様々なものに対して耐性が一番高い状態は、「中庸」の状態です。心で言えば、中庸な状態は、心が落ち着いている状態。体で言えば、中庸な状態は、体の免疫力が一番発揮できる状態です。
心も体も、どこか一つの要素に偏っている状態より、その中心にありどの要素も適度に持っているという中庸な状態が、外部からの影響に過敏に反応しないバランスを保てます。つまり、今回のようなコロナ騒動の渦中にあっても健康な状態を保ちやすいのです。
心の波動の歪みは、体にも影響します。心の状態が中庸からずれてしまうと、こういう時にこそ一番頼りになる体の免疫力も、本来あるべき力を発揮できる中庸な状態から外れてしまうことで、弱ってしまいます。これも波動の同調の法則です。家族の健康を守りたいと思って集めた情報によって、心が過剰に反応してしまっては本末転倒です。
同時に、今私たちの周りで起こっているいわば異常な状態に対して心が反応してしまうのはあたり前です。そこで、反応してしまった時に、その偏りを調整できるすべを持っていることが、自分や家族の心と体の健康を考えた時、大きな杖となるのです。
感情のエレメント分けをしましたが、これはそのエレメントの人がそういった感情のバランスの崩し方をいつもするというわけでもありません。例えば太陽星座に基づいて「火」のエレメントの人は、パニック、衝動的行動としてバランスを崩しやすい傾向はありますが、外部からの刺激の中身によって、また自分のその時の心のあり方によって、バランスの崩れ方は、「火」の人でも「水より」に崩れたりすることもあります。
どのような崩れ方にしても、一つのエレメント側に極端に偏ってしまうという状態は、心のバランスが中庸から離れてしまっていることを意味します。どのエレメントの人も、中庸にいることで、4エレメントのいい状態を行き来することができます。
エレメントごとの精油やハーブティをもっている方は、ぜひ自分の心のバランスが崩れた時に、どのエレメントの方向に崩れているか確認してみてください。その振れを中庸に戻してくれるのは、アンバランスな感情が属するエレメントの反対側のエレメントの波動を纏うものたちです。例えば、心配しすぎて恐怖心によって心も体も停止してしまっている(水的なバランスの崩れ)人は、火のエレメントのもので必要な行動を取れるだけの元気をもらってみてください。
そして、心の状態をできるだけ中庸に保っておくために、大きな助っ人になってくれるのがバッチフラワーレメディです。
ウイルスから私たちの体を守れるのは、私たちの体が持っている免疫力だけです。体に頑張ってもらいたいこういう時こそ、心の状態をできるだけ中庸に保っておくための術として、バッチ・フラワーレメディを手に取ってみてください。大きな支えになってくれるはずです。

バッチ博士は医学博士・細菌学者でしたが、そのキャリアを全部捨てフラワーレメディを開発したのは「真の健康は心の平穏からもたらされる」という考えに至ったからです。バッチフラワーレメディの波動は、ネガティブに振れた感情をニュートラル(中庸)に持っていくものです。彼は多くの患者を治療しながらその患者の心のケアも行い、それが自己免疫に働きかけることを実感しました。
それでは今回のコロナウイルスの情報でネガティブになった感情に対して、必要なバッチ・フラワーレメディを各エレメント別に見ていきましょう。
極端に振れた「火」のエレメントの感情はパニックだったり衝動的行動だったりします。ちょっとした出来事でも非常に感情が揺さぶられ、火のエレメント特有の創造性だったり行動力が生かされません。ロックローズのレメディの波動は、その抑えられないパニックや恐怖心、どうしたらよいか判らなくなっている状態を鎮め、平常心を取り戻させてくれます。また、チェリープラムは、もし自分がコロナウイルスに罹患してしまった場合、パニックになってしまうのではないかという将来の恐怖心・不安感を穏やかにしてくれます。
「土」のエレメントが極端に触れると、考えすぎて思考停止になったり、極端な悲観状態になるかもしれません。現在、コロナウイルスの情報はネットやSNSに溢れていて、調べれば調べるほど、何をどこまで信じていいのか判らなくなってしまいます。そんな時はクレマチスのレメディで、一旦冷静になってみましょう。現実に戻ることによって、「土」特有のリサーチ能力が生きてきます。また、調べ尽くして、この状態に悲観的になってしまった場合は、ゴースを摂ります。これは心に一筋の希望を与えてくれるレメディです。きっと前向きに対処できる勇気をもらえるでしょう。
多くの情報の乱立により極端にイライラした「風」のエレメントには、まずはホワイトチェストナットを試していただきたい。情報に振り回されて、多くの心配事が頭の中を駆け巡り、結論のない思考がぐるぐると止まらない場合、そんな頭の中をリラックスさせ、冷静にそして建設的な思考へと転換してくれます。またこんな時は「風」の直感力が鈍り、どれを選んだらよいか判らなくなりますが、セラトーを摂ることにより、周りの情報に左右されず、自分の直感で情報の取捨選択ができるようになるでしょう。
極端な「水」のエレメントのケースですが、心配しすぎや恐怖にも種類があります。コロナウイルスにかかってしまうことへの純粋な恐怖や不安には、ミムラスです。これにより過度な心配が薄らぎ、物事を前向きに捉えることができ、不安を取り除くための行動を起こすことができるでしょう。そしてこの世の中がどうなるか判らないという漠然とした強い不安や恐怖には、アスペン。不吉な予感や曖昧な不安感から解放され、物事に対して落ち着いて対処できるようになります。
そして、もしコロナウイルスにかかってしまったら。
まずクラブアップルを摂ります。自分がウイルスに汚染されてしまったという強烈な不快感を軽減させることにより、自己免疫が働きやすくします。また、愛する家族がコロナウイルスにかかってしまったら、レッドチェストナットをとりましょう。家族を心配し過ぎる心の波動は、病気になった家族にネガティブに伝わってしまいます。家族の回復力を信じるために必要なレメディです。
最後に。
38種類のバッチ・フラワーレメディは「心の救急箱」。
「コロナウイルス」というものに対しても、家族それぞれ、エレメントも違えば、考え方も感じ方も違うでしょう。1家族にレメディ38種類の1セットがあると、いつどんな時も、そして今回のコロナウイルスのような状況でも、家族それぞれの心のセルフケアができ、心を中庸の状態へと促します。フラワーレメディの購入、使い方の入門講座については、どうぞ elementmatrixbach@gmail.com までお問い合わせくださいね。
来週2月12日(水曜日)に無料相談会を開催します。星と花を実際生活の中でどうやって生かしていったらいいのかな、私たちはどういう人なの?? バッチフラワーにちょっと興味があるけど一歩が踏み出せない、などなど 質問や疑問にお答えします。シンガポールにお住いの方はぜひのぞいてみてください。詳細はこちらから https://www.elementmatrixbach.com/class
今週もみなさまの毎日が心リッチでありますように🙏