top of page

心リッチレシピ:一欠片(ひとかけら)を分け合う気持ち

更新日:2020年3月26日


今週も 心リッチに過ごす 星と花のスペシャルレシピ⑩


今私たちが一番杞憂していること。それは。

『こどもが笑顔で安心して

  飛び跳ね

  学び

  友を創り

  世界を味わう。』

今まで当たり前にあったその世界が、いつ戻ってくるのか、先行きがなかなか見えないなかに私たちはいます。

こんななか、私たち大人ができることは何なんだろう、ここ数日思いを巡らせていました。

この騒動が始まって、目の前で起こっている事象で増えていることは。。。

何かを排除しようとする思い。ネガティブ。ストレス。暴力。

残念ながら子供達に見せたい世界ではありません。

今まで経験したことのない大きな流れの真っ只中にいる今、大人として心をどこにポジショニングすべきか。そこで私が出会った言葉がこれでした。

『一欠片(ひとかけら)の分け合いができる世界』

「きれいごとを言って」と思われるでしょうか。

私たちの生きているこの世界は、汚いこともあって、綺麗なこともある。見たくない人間のおどろおどろしい面を、否応無く目にすることもあります。これらに対抗するには。同じように、おどろおどろしい考え方をもとにした行動ではなく、「きれいごとの」お大元に帰る。それこそが真逆の反作用で、ワークするのではないか。本当にそう思うのです。

「一欠片の分け合い」を、ある日突然、実践するのは難しいと思うかもしれません。でも、小さいサークルの中で。家族や近しい信頼できる友人との間で。いつも行くスーパーで、カフェで、笑顔で「いつもありがとう」というだけでも、それはもうすでに優しい気持ちの分け合いです。

恐れや不安ではなく、小さい規模でいいから愛を循環させていこう、と視点を変えることは、心のストレスを減らすことにつながります。

心のストレスが、どのようにして今失いたくない1番の「私たちの体がもつ免疫力」をすり減らしてしまうのか、その関係を今週はもうちょっと詳しくお話ししてみたいと思います。

今、私たちの身の回りで起こっていることは。

  • コロナウイルスが国境を超えて、自分の国に入ってきたらどうしよう。

  • 殺菌!殺菌!ウイルス(元々生き物ではないですが。。。苦笑)を殺さなくっちゃ。

  • コロナにかかった人が街を歩いているかもしれない、マスクとゴム手袋をして外出。。。

  • 漠然とした将来への不安、職がなくなってしまうかもしれない。

  • スーパーからものが消えていく、死への恐怖。

これらの感情はまとめると「嫌悪」と「恐怖心」のコンビネーション。これが世界規模で集団心理としてもくもくと拡大しているのが今の状態ですね。

バッチ博士によれば、嫌悪がもたらすものは、孤独、暴力的な抑制できない気性、精神的、神経的な嵐、ヒステリー症状です。

今コロナウイルスによって不安や恐れが人々の心に広がっているのを「思考感染」とも呼ぶようです。コロナウイルスによってもたらされる大規模な被害は、物理的ウイルス感染ではなく思考感染なのかもしれない、といっている人たちにも一理あるような気がします。

心の平安をなくしてしまう、つまり心がストレス下にあると、体はそのストレスに対応しようとしてあるホルモンを分泌します。

  • アドレナリン

  • コルチゾール

体は、この二つのストレスホルモンを出すことで、ストレスに対応できるだけのエネルギーを急遽体の中で作り出そうとします。

パニック買いなどの突発的なストレスにはアドレナリンが発動します。そして不安、ウイルスに対する嫌悪感など長期的なストレスにはコルチゾールが発動します。


学校で、三大栄養素というのを習ったのを覚えているでしょうか。糖質、脂質、たんぱく質の三つです。なぜ三「大」栄養素か。この三つが私たちの体を動かすエネルギーを作るからです。

そしてこの三つのうち一番効率的にエネルギーを作る材料が、「糖」です。

先ほどのアドレナリンとコルチゾールは、この糖を血中に放出することによってエネルギーをたくさん作って、ストレスに対応しよう、という指令です。

糖が血中に放出される時、同時に脂質も放出します。というのは、ストレスホルモンの指令によって、エネルギー源として起動されるのが中性脂肪だからです。中性脂肪は、糖と脂肪がくっついたものです。食事からとって、すぐに使われなかった糖と脂肪が中性脂肪として私たちの体には緊急時に使えるように蓄えられています。

ここで問題になってくるのが、この脂肪の種類なのです。脂肪の種類には大きく分けて二つあります。

  • 飽和脂肪酸=酸化しにくい

  • (多価)不飽和脂肪酸=酸化しやすい

体に溜まっている脂肪が「飽和脂肪酸」であれば、血中に放出された飽和脂肪酸は、エネルギー源として使われます。

しかし、溜まっている脂肪が「多価不飽和脂肪酸」だった場合、エネルギー源になる前に、活性酸素とくっついて、酸化してしまうのです。この酸化した脂質は過酸化脂質と呼ばれ、体にとってはゴミです。

私たちの食事に含まれる油は、残念ながら多価不飽和脂肪酸が圧倒的に多いのです。サラダ油をはじめとする調理油全般やごま油は全部この酸化しやすい油です。つまり、私たちに溜まっている中性脂肪は、その多くが多価不飽和脂肪酸でできているのです。


ちょっと難しくなってしまいましたが。。。

まとめますね。


私たちがストレスを持つと次のような作業が体の中では行われます。

  1. ストレスに対応しようとして、体はストレスホルモンを分泌。

  2. ストレスホルモンによって、糖が血中に流され、その糖を材料としてエネルギーが作られる。

  3. 同時に中性脂肪を構成する脂質も血中に放出される。

  4. 現代人はその脂肪の多くが多価不飽和脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は、エネルギーの材料として使われる前に、酸化して過酸化脂質になってしまうのです。これは体にとっては処理しなくてはいけないゴミです。

結果として、ストレス下にあると、私たちはそれに対応するための十分なエネルギーが作れないだけでなく、体の中にどんどんゴミが溜まっていってしまうのです。

これが、病は気からの体の仕組みからの説明です。

ストレスを持つことで、体が病気になりやすい状態、エネルギー不足=免疫力が低い状態になってしまうのです。

「嫌悪」や「恐怖・不安」といった、いま私たちが簡単に感染してしまうこの集団心理。これに罹ってしまっていいことはありません。

家にいる時間が長い、家族と一緒にいる時間が長い今。家族が平和であること。それこそが物理的にも私たちの免疫力をあげます。

この集団心理に対応できるのは、まずは、小さいコミュニティのなかで共有する「一欠片を分かち合う気持ち」であると、私は心から思うのです。



大きな視点からの、「一欠片を分かち合う気持ち」を保つために、一番効果的なのが、日々、ちょっとずつ、ストレスマネージメント・調整を行うことです。ストレスが溜まって爆発するのを待つのではなく、日々調整するのが最終的には一番近道なのです。それを可能にしてくれるのが、エレメントの考え方とバッチフラワーです。

エレメントの観点から見ると、このストレスの感じ方には傾向があります。


ストレスは、心が管轄する部分ですが、月星座も太陽星座も影響している感じがあります。例えば、月星座が土で太陽星座が火である人は、土的にも火的にもストレスを生じやすい、そこにメインのストレッサーがあると考えられます。

エレメントごとのストレッサーは以下のようになります。

火のエレメント

· 単独行動、好きな時に好きなところに一人で行くことができなくなる

· 遊びにいけない

· 日常逃避ができない

土のエレメント

· 美しいものへのアクセスが止められる

· 先のプランニング、見通しがきかない

· 社会的地位が揺らぐ

風のエレメント

· ふらっと外に出ることが制限される。

· 今ある生活のバランスが崩れる。

· あちこち移動し続ける生活ができない。

水のエレメント

· 衣食住の安定が失われる

· 感情的に揺さぶられる

エレメントの観点からのストレスマネージメントは、こんな感じです。

  • 自分のストレッサー(ストレスの原因となる状態やもの)を認識しておく。

  • ストレスは知らず知らずのうちにたまり、大きくなりすぎて爆発、もしくは沈没。。。ということになりやすいものです。自分のストレッサーを知っておくことで、ストレスの負荷がかかりそうな時を予想できます。

  • 自分を観察する。子供やパートナーのことはしっかり観察できても、自分は後回し、という方多いかと思います。自分の心の状態がバランス取れてはじめて周りの人に優しく接することができる、ということを忘れないでいてください。

  • ストレス時に、自分を満たせる方法を持っておく。

   → 火・風:自分のスペース、時間が大切な人たちです。それが欠乏してきた時は、家族に頼んでそのタイミングを作ってもらいましょう。

   → 土・水:物理的、心理的、愛情の安定が大切な人たちです。家族という一番小さい社会での単位で、この安定を満たす、心を満たす方向性を探りましょう。また、自分を喜ばせる物、音楽、匂い、時間(バスタイム)など、絶対自分の気持ちが上がるものを身近に置いておいて、いざとなった時に使えるようにしておくとレスキューになります。


では、心のストレス耐性を整えるにはどうしたらいいでしょう。

毎日、ニュースやSNSでいろんな情報が入ってきます。その情報によって一喜一憂したり、自分の考えや行動が左右されます。「自分の考え」「自分という軸」がなかったり弱かったりすると、さらに揺さぶられます。言い換えると「本当の自分」が見えていない状態なのかも知れません。メディアを通じて報道される集団パニックや、コロナウイルスに関する嫌悪感などのネガティブな感情のエネルギーは、さらにメディアを通じて広く伝播します。

何を信じたらいいのか、何が子供や家族のためになるのか。

フラワーレメディで自分の気持ちを整えることで、他人や情報に左右されないようになると、その波動が家族や周りの人にも伝わり、今、皆で何をすべきか、それを明確に知ることができます。

今回は、各エレメントに共通して、こんな緊急事態に役に立つフラワーレメディをご紹介しましょう。

大きく3つに分けてみます。

新型コロナウイルスを取り巻く社会情勢の急激な悪化に対して

· バーベイン(社会的正義)

政府の対策が間違っている、なんで皆マスクをしないのか、なぜイベントを強行するのか、そういう正義感の強い方が持つ憤りを和らげます。リラックスし、持ち前の行動力を生かし、他人を上手に導くことができるようになるでしょう。

· アスペン(漠然とした不安・恐怖)

私たちは、私たちの生活は、そして世界はどうなってしまうのだろうといった、得体の知れない漠然とした恐怖・不安感を和らげます。現実に目を向け、大丈夫、と確信を持ちながら日々の生活を営めるエネルギーをもたらします。

· インパチエンス(スピード感に対するイライラ)

政府や自治体の対応・対策が遅い、何故この事態が早く終息しないのか、学校や会社の対応が遅い、そんなスピード感に対するイライラ感を収め、他人や社会のペースを許し、身近な人に対する良いアドバイスを送れるようなエネルギーをもたらします。

他人の行動に左右される場合

· セラトー(情報に振り回される)

メディアのニュースやSNSの情報に振り回されて、でもどれが正しいのか自分でも判断が付かず、しまいに疲れてしまっている方に適するこのレメディは、物事がクリアになり、そして自分の信じるべきことが自然と見えてくる力をもたらします。

· チェリープラム(自分を抑えられない恐れ)

感染が広がった、都市や国が封鎖された、トイレットペーパーがスーパーから消えた、そんな情報を目にする度に、果たして自分の身近でそんなことが起きたらパニックになってしまうのでないか、そんな恐れに対して、一旦落ち着いて、自分は大丈夫だ、冷静に対処しよう、そんなエネルギーをもたらします。

自分の感染の危険性について

· ミムラス(具体的な不安・恐怖)

ひょっとしたら自分は感染するかも、いやもう感染しているかも知れない、そんな不安や恐怖の感情は、自分の免疫力を下げてしまいます。このレメディは、自分は一人で生きている訳ではなく、支えられて生きている存在であることを再認識し、最悪の場合でも恐れず、対処できると自分を信じるエネルギーをもたらします。

· クラブアップル(自分の体に対する不快感・過敏)

感染する可能性がある場合、実際に感染してしまった場合、ウイルスに汚染されてしまったという自分自身に対する嫌悪感を持ってしまいます。そして些細なことに神経質になり、ピリピリとした緊張感を持ってしまいますが、いつかウイルスは体外から出て行く、そういった大らかさを持ち、免疫力向上に一役買うエネルギーです。

こういった不快な感情は、早く手放すに越したことはありません。

もし自分やご家族に当てはまるレメディがあった場合、それを1回2滴、1日4回以上を二週間、飲み物に入れて飲んでみてください。二週間後に、気持ちが穏やかに変化しているかも知れません。


そしてバッグの中にはレスキューレメディやレスキュークリームを入れて持ち歩くこともお勧めします。自分や子供に何か突然のショックが訪れた場合、これを4滴飲むことで、一旦冷静になれます。

エレメントの観点から、自分の思考・言動のパターンを理解し、そしてそれでも治らない感情をフラワーレメディで癒す、この二つのアプローチが大切だと、私たちは考えています。自分を整え、そして相手を助ける、そんな愛のひとかけらを渡し合う、そんな世界を一緒に目指してみましょう。

今あるストレスに対処できない、そんな気持ちになっている方は。どうぞ私たちまでご連絡ください。今必要なエレメントとバッチフラワーの処方をお渡しいたします。

皆さんの不安や恐れが、少しでも和らぎますように。そして愛をもとにした行動でみんなで一緒に良い方向へ歩んでいけますように。

心からお祈りをして🙏


閲覧数:111回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page